EDの発症原因とそれを解決する薬の存在

EDを発症するメカニズムが存在するようです

EDとは、英語で「Erectile Dysfunction」を略したものですが、日本語では、『勃起機能の低下』という意味が有ります。かつては、インポテンツという呼ばれ方が一般的でしたが、今では、EDという言葉で意味が通じるようになりました。

もっと適した意味合いとして、『勃起不全』『勃起障害』という方が一般的かもしれません。そんなEDについて、知っている情報をまとめておきたいと思います。

EDは陰茎の血液量が増えなかったり、増えてもすぐに減る事で引き起こされます。

男性は、性的興奮が現れると脳から指令が入り、細胞からNO(一酸化窒素)が放出されます。このNOが血管細胞内に入るとサイクリックGMPという化学物質の合成が促されます。

サイクリックGMPが細胞内に増えると血管が拡張します。
血管が拡張すると陰茎海綿体に血液が入り込み勃起状態となるのです。

こうして陰茎が勃起状態となりますが、そのまま勃起が収まらなければ生活に支障をきたします。その為、元に戻す働きが備わっています。それが、細胞内にあるホスホジエステラーゼ5型(PDE5)という酵素です。

このPDE5酵素がサイクリックGMPを破壊する事で拡張していた血管は収縮し勃起が収まるというメカニズムが有ります。

しかし、EDになるとこの勃起メカニズムが正常に働きにくくなります。
その原因は、精神的なものや年齢的なもの、他にも病的なものが関係している場合も有りますが、大半の原因は、最初の二つが多いようです。

ストレスやうつなど精神的な抑うつ状態にある事で性的興奮を感じにくくなり、中々勃起する事が出来ないという人が現代人に増えているようです。

同時に、加齢とともに血管が硬く拡張しづらくなる事で動脈内に血流が入りにくくなるなどで満足な勃起状態が得られないというのもEDとなります。

これに対してED治療薬は、PDE5の働きを抑える事で勃起状態を維持する事が出来るようになります。PDE5阻害の働きがある薬は、ED治療薬として広く一般的になっていて、日本国内でも認可されていますが、バイアグラ、レビトラ、シアリスなどが存在します。

ジェネリックも含めると、数多くの種類が有りますが、基本的には、サイクリックGMPを壊して勃起状態の維持を出来なくしてしまう原因であるPDE5の働きを抑え込むものです。

働きかける酵素の種類は同じで有っても、効き目は大きく異なります。

バイアグラは、強力だけど持続時間が短い。レビトラも時間が短いけど、バイアグラよりは食事などの影響を受けにくい。シアリスは、強力ではないけど持続力が長いという特徴があるようです。

これらのED治療薬に関して勘違いしてはいけないのが、勃起を促すものではないという事です。働きは、あくまでも勃起が収まってしまうのを遅らせるものであり、性的興奮は、自分で得られるようにならなければ効果を実感できないかもしれません。

ただし、途中で元気がなくなるような場合であれば、少しずつでも勃起へ進むので大丈夫だと思います。

ED治療薬を使う人が気になる事の一つとして、もしも子供を作る為にこうした薬を使用した場合に、有効成分が精子を介して子供に何等かの影響を与えるのではないかというような疑問も有るようですが、今のところそうした報告は無いようです。